今週の土曜日、4月12日から2008年度の授業が始まります。
今年度は、授業の内容やトピックを少し変えようと考えています。明星大学での授業は4年目に入りますが、この間、入学してくる学生達の意識もずいぶん変わっているように思います。もう一度、学生達の実態を捉えなおして、今の彼らにあった内容にしていきたいと思ったのです。
もう一つ、2007年度の最後で「0からの風」の上映をしたことを契機に、命・生命というものを一つのテーマにしていきたいと考え始めました。授業の中では、大学1年生の4年間という事を一つの区切りとして問いかけているのですが、学力問題、意欲の問題も実は命・生命への眼差しとも関わりがあるのではないかという問題意識です。これは全く僕の直感から始まっているのですが、様々な命に関わる事件を見ても、その事件を起こす意識がとても希薄な動機であるように思います。その事が、学生が勉学や大学生活、友人関係に向ける意識の希薄さととても重なるのではないでしょうか。
その辺りを、社会的出来事を学生に提示する事で考えてみたいと思います。
12日はまずは、オリエンテーション、今年の学生との出会いを緊張しながらも、楽しみにしています。
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榎本 達彦
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