表題の「BUKAS」はタガログ語で明日という意味です。「BUKAS BUKAS」と二回くり返すと、「明日に向かって進む」という意味です。
僕は、この夏休み、15名の明星大学生とフィリッピンに行ってきました。この学生達のチーム名が「BUKAS」です。
あるNPOの企画する「ボランティア スタディー ツアー」の一環で、明星大学バージョンの企画になっています。この企画は、NPOと学生達が討議しながら考えたプログラムです。
宿泊棟のベースキャンプはP&Jという乳児院です。そこでも、子どもたちと遊んだりしました。他には、公立の孤児院、老人ホーム、幼稚園・小学校で作業や交流をしてきました。また、いわゆるフィリッピンの人々が買い物をする市場にも行きました。東京でいうと巨大なアメ横みたいなところです。
彼らの一番の目的は、フィリッピンのストリートチルドレンとの交流でした。その為に、日本にいる時から、週1回以上集まって準備をしていました。現地に行っても、子どもたちの前でするパフォーマンスやタガログ語も勉強していたのでした。
条件的には、最初は広場で交流をするつもりだったですが、かなり雨が降っていたため、狭い室内+庭のような場所で行いました。
子どもたちにパフォーマンスを見せ、シャボン玉やお絵かきで遊びました。数時間の交流でしたが、子どもたちも学生達も入り交じって遊び、本当に楽しそうでした。こちらから何かを上げるというよりは、混じり合いながら遊んでいたのが印象的です。
学生達はとても満足したようです。そして、子どもたちも一緒に楽しめたみたいで、最後にはその場で覚えが日本語で「あろがとう!」と合唱してくれました。
そのとたん、学生達の眼からは涙がボロボロでした。
日本に帰って1ヶ月(未だ1ヶ月なんだ、という感じですが)、先日学内で発表会をしました。いろいろな学内団体は10分ほどで行う報告会だったですが、「BUKAS」は1年生が発表しました。その発表をみていて、行く前と後で何て変わったんだろうと、内心驚いていました。
外国に行って何かをする、という体験が彼らをとてつもなく成長させたんだなと思いました。できたら、来年以降も、同じかどうかは分かりませんが、外国に行って何かをするというプログラムをやってみたいな、と思いました。
ちなみに、11/1,2,3は明星大学の学園祭(星友祭)です。「BUKAS」はそこでも展示報告をします。3日は映画の上映もします。良かったら、見に来てください。