有意義な講義
学生の授業についてのコメントを読んでいると、
1)面白くない
2)関心がない
3)興味がない
4)意味がない
5)役に立たない
6)つまらない
等々、感覚的且つ直感的な感想が多い。教えている方から言うと、学生の意識が低い、知的好奇心がないとなる。水の引っ掛けあいをしていても仕方ないのだが、何かお互いに人のせいにしている感がある。
そんな中、ある学生へのコメントの中で、講義の面白さは
「教師の姿勢+学生の意識(関心など)=k」
という方程式を示した。つまり、幾ら面白い内容のある講義でも学生の意識が低いと、面白くない、あるいは内容の薄い講義でも、学生の意識が高いとそこには学びがある、という面が一つある。裏を返せば、教師も学生も意識を高く持つことがない限り、いい講義も役に立つ講義も出来ては来ないということである。
僕の講義が面白いかどうかも、また然り。ただ、気をつけなくてはならないのは、全ての学生が同じような関心を持っているわけではないということ。だから、どう関心を持たせる内容、テーマ、トピックを出すかが、特に僕がやっているような講義では重要になってくる。彼らの心に届く言葉をどうひねり出すかが勝負なんだと思う。
是非来年に向けて、いろいろ考え、より多くの学生に関心を持たれる、多くの学生が自覚的になれる講義を考えたい。これは勝負ですね。
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