2008年1月28日
今日「講師サミット2008」(http://www.bestseminar.jp/event/summit2008.html)というイベントに行ってきました。企業の研修講師(一部大学)の横のつながりを目的にしたもので、333名の大イベントでした。
大体、講師というのは前向きな人が多いので、それが333名も集まるとかなりの盛り上がりです。6時間のセミナーはあっという間でした。
講師というのは、企業などで結構便利に使われている割に、社会的にはあまり認知度が高い職業ではないのです。
これには幾つかの理由があるのでしょうが、その一つかなと思われる事を今日気づきました。
それは、日本では企業が研修というものを導入しているが、それは企業が心底必要としているからではなく、社会的にそういうことをした方が見栄えが良い、という感覚が結構あるからではないかというものです。
その根底には、人間は成長し、変化するという見方が日本では認められていないという事実があるのです。頭ではそう思っていても、心底そうは思っていないのです。
その端的な例は、「あの人は東大卒だって」という言葉が結構日本で力を持っています。でも、よく考えると、この言葉の意味は「あの人東大入学したんだよ」ということです。その人が、東大で何をしたかは殆ど問われることなく、結構一生使える金言です。
この金言の裏には、人間は変わらない・成長しないという根深い思いがあるのです。
そういう思いが蔓延している日本の社会では、やっぱり(大人の)人間を成長させようとする研修は建前でしか扱われないとしても不思議はありません。
日本の社会は相当な人材の無駄使いをしているだろうという事が、この事から推測されます。だから、今講師は必要なのですね。でも、その必要を認識している人は結構少ないのではないでしょうか。
大きな企業のトップがこの事を憂慮している気がします。彼らは、海外(欧米)の実体も含め人材および人材育成の重要性を認識している人たちだと思います。
トヨタが中部地区の大手企業と組んで、イギリスのパブリックスクール風の学校を作ったのはその一例かもしれません。日本の人材への偏見に染まった国の学校教育には期待していないということでしょうか。
こんな事を考えた一日でした。
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榎本 達彦
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