専業主婦という夢
第6回目の課題は20年後の日記を書くというものだった。前期の時は、女子学生に比べて、男子学生のイマジネーションの無さがとても気になった。今回も男子学生の日記はつまらないだろうな、と高を括って読んでみたら、なんととても面白いものが結構あった。
むしろ、気になったのは男女ともにマイホーム的な日記がとても多かったこと、何か小さな幸せを追い求めるようなものがとても多かったことだ。特に学校の先生や保母以外は、大体専業主婦が多く、しかもびっくりすることに皆スーパーとかのパートをやっていて、「子どもと旦那との平和な関係」に幸せを感じるというものが印象に残った。
別に主婦や小さな幸せが悪いというのではないが、今の時点でそうやって収まってしまうことが、とても不思議な感じがした。だから、コメントを書いていても、人生に満足していますか、なんてモノが多くなってしまった。
お姫様になるとか、タレントなるとかは別として、自分の人生を寄り高めるとか、社会的に頑張るとか、成功するということはあまり念頭にないのかな。
だから、今講義以外にキャリア支援センターで2年生や3年生向けにミニ講座をやっているのだけども、女子学生の場合、どういう就職、仕事をしたいと考えているのかがとても気になる。キャリアを積むような仕事を考えていない学生に、やり甲斐とか、実績なんて話をしても引いてしまうかもしれない、なんて危惧してしまうのです。
だから、勿論自ら考えることも重要だけれど、もう少し社会で仕事をしている人(特に女性)について知る機会を作るべきだな、と考えた。OBやOGを探って、そういう話をしてくれるチームを集めてみようかなと考えている。気楽にプチ講演会というのも面白いかもしれない。
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