僕は事務所にいたので、早速店に行きました。そうしたら、初老の男性がいました。見るからに職人とか料理人みたいな感じでした。ご挨拶をして、僕が名刺を出すと、彼は僕の名刺だけ渡して、自分の名刺を出しませんでした。この時、最初の「あれっ?」を感じたし、多分7割がた詐欺かな、という思いでした。
もう一つは、この後、具体的な話にドンドン進んでいくのだけれども、どうも話の具合がこちらに都合のいいようなことばかりなのです。例えば、前金を半額払うとか、領収証なしでやりたいとか、予算の10,000円ギリギリの見積もり等々。とりあえず、見積書を作って、見せると、すぐ会社の会長に見せて、手付けを払うと言うのです。
ついては、池袋の会長宅に行くのに、僕の車を出してくれというのです。店にはNovelyがいるから、そこでゴタゴタするのはまずいし、まあ、店から離れた方がいいな、と思い、そしてあと10%くらいの可能性も考えながら、車を取りにいったわけです。
池袋に着くと、三越で買い物をするので、ちょっと待っているように言われたのです。そして彼は一人で三越に入って行きました。しばらくすると戻ってきて「財布忘れたので会長への土産が買えない。だから、すぐ返すからか寝かしてくれないか」と言って来たのです。これで99.9%詐欺です。でも、僕はジャリ銭を渡しました。ジャリ銭で0.1%かけたのです。でも、やはり彼は帰ってきませんでした。
それにしても、面白い体験をしました。どうしてうちの店に来たんでしょうか。不思議だ!?
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