第2回講義の課題
第2回講義の課題は「高校時代の印象的な思い出」でした。つい1・2年前の事だし、なんとなく高校時代が懐かしいという気分で、学生たちはそこそこの量の文章で、高校時代を描いています。
夏休み中毎日、朝から晩まで部活に熱中したこと、文化祭で一生懸命になって、失敗して成功して泣いた事様々な高校時代があります。僕が何故高校時代の思い出を書かせたかというと、その印象的な出来事の中で彼らが本当にたくさんの事を学び、考え、人生の宝物を得ているということを気づかせたかったからです。
人間は何かに一生懸命になる事で、それをやり遂げたときに必ず何かを学び、成長します。人間はうまく行ったときより失敗したり、苦労したり、壁を乗り越えたときに多くを学びます。そういう日々の出来事の一つひとつの積み重ねが今の自分である事を知ってほしいのです。
ある学生は全国大会で優勝し、ある学生は地域の試合で一回戦負けし、でも問題はどのレベルかではなく、その場でその事にその学生がどれだけ一生懸命になったかが大事なのだと思うのです。
そういう意味では、彼らの高校時代は本当に素晴らしい。それはその学生の内にある可能性を示しているのだと僕は思っています。そうやって、少しづつ、自分の中の可能性を見出し、顕在化してほしいと思うのです。
今回の課題はその第一歩だったのです。
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