書けない理由は明確で、書く材料を持てていないのです。というのは、本当はたくさんの材料が、自分の中にあるのに、それに気づいていない。だから、定番の「あかるい」「元気」「笑顔」「積極的」とかいう言葉が、並んでいます。でも、その学生の個性がそこには殆ど現れていません。
僕は、「中学高校時代の印象的な思い出」を語らせ、そこにその学生の特徴を探します。そして、そのことをどんどん深めさせます。深めるのは、質問です。そうしているうちに、その学生にしか表現できない話がボロボロと出てきます。学生の顔は段々にこやかに明るい表情になってきます。
想い出を楽しんでいるのです。そういう状態で、どんどん自分の過去を振り返ると、泊まりません。その楽しさを感じてもらいたいのです。
過去のいろいろな思い出、それは楽しいことも悲しいことも悔しいことも、全部が今の自分を作る材料なのです。そういう過去を掘り下げると、自己PRも志望動機も何でも書くことができます。
今回学生たちをコーチングする中で、楽しく過去を振り返ること大事さを知ることができました。
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