『「ニート・社会的ひきこもり支援者全国実践交流会」若者支援の現状と課題~支援者の視点から~』という会合に、この2/11,12の連休に参加してきました。主催は同交流会実行委員会と、 三鷹市
内容的には、1日目はパネルディスカッションと分科会形式での実践交流会です。パネルはNPOの支援者と行政サイドが、現状について討議するものでした。現場と行政のギャップがあからさまになった討議でした。結局今の日本は現場が行政に沿って動かざるを得ないと言う実態が明確になりました。もっと、現場主導の動きに、行政がフォローしてヘッジしていく構造が理想だと考えました。
分科会は、1)若者のための居場所づくり、2)就労支援と職場さがし、3)仕事作りと雇用、4)発達障害の若者支援、5)家族支援のソーシャルワークで、僕は4)に参加しました。
4)は厚生労働省の審査官とNPOの職員が論者で、前半が行政、後半がNPOでした。僕がこの交流会およびこの分科会に参加した理由は、1)大学生の中に発達障害を持った学生が増えているという実態、2)EDGEの中での僕のテーマである、就労したLDのサポートについて知りたい、ということでした。
発達障害と言う時に、基本的には障害者手帳や療育手帳を持ったいわゆる障害者の支援という事が話のメインでした。で、僕は最後の質問の時に、健常者と障害者の間にいるLDなど手帳を持たない障害者のサポートを行政としてどうするのかという質問をしました。結果、この話題が広がり、現状行政としては何も出来ていないこと、何らかの形でその支援をしていく必要があることを確認しました。
この議論をする中で、ジョブコーチや都立のチャレンジ校、NPOの人と関わりを持つことが出来ました。
2日目はワークショップで、1)教育相談活動のポイント、2)グループワークのすすめ方、3)ジョブコーチングの方法、4)キャリアカウンセリング入門の4つがありました。僕は2)に参加しました。ここでは、インプロ(improvisation=即興)ゲームを、芝居をしていた(いる)講師が行いましたが、とても面白かったです。ことばと身体の関係を実際に体を動かしながら感じ考え、そして人との関係を感じ考えるというワークでした。
大学での講義や研修に是非使いたいと思いました。
スキルや考え方としてとても多く得るところがありましたし、新しい方面での人脈ができて、とても有意義な会でした。
コメント