母方の一番年上の従兄弟の、一光(かずあき)兄さんが死にました。73歳でした。最近の平均年齢からすると、少し若いかもしれません。
彼はJALの元パイロットでした。成田の近くの酒々井というところに住んでいました。この家は、一光兄さんの父、すなわち僕の叔父が引退した時に買ったもので、1000坪くらいある大きな古い家です。
一光兄さんとはそれ程頻繁に会っていたわけではありませんが、彼の娘のむっちゃんとは、7・8年前からよく会うようになっていて、最近では彼女が六本木でやっているBARに時々行きます。むしろ、むっちゃんとの繋がりのほうが今は多いのです。
最近は、結婚式よりもむしろ葬式の方が多く、親類と会うのもお葬式が殆どでした。ところが、実はつい一ヶ月前にむっちゃんは結婚式を挙げたのです。既に籍は入っていたので、披露宴だけでしたが、むっちゃんは白いウエディングドレスでした。会それ自体とても楽しかったのですが、なんと言っても、お父さんである一光兄さんがとてもとても喜んでいたのが印象的でした。
僕が一光兄さんに最後にあったのも、その結婚披露宴だったのですが、むっちゃんは親孝行をしたな、とその時思ったのですが、それが最後の本当に素晴らしい親孝行になったのでした。
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